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足のクリニック 表参道(東京都渋谷区)

足のクリニック 表参道(東京都渋谷区)
214 足のクリニック 表参道(東京都渋谷区)
足のリハビリも充実したクリニック

2013年に日本で初となる足の治療に特化した医療機関を東京・表参道に開院した医療法人社団輝幸会。年間約6000人の初診患者が主に足の痛みと変形のために受診している。

 足の医療を専門にする医師達が診断、治療、予防をチームで取り組んでいる他、専門看護師によるフットケアやネイルリペア、義肢装具士が医師の処方(保険診療)の下で作製した医療用インソール(靴の中敷き)の提供等を行ってきたが、リハビリテーションの施設基準スペースを確保するため、今年3月に明治神宮前(原宿)に移転した。

 足のクリニック 表参道は、5人の足専門理学療法士による歩行機能改善外来を新たな主軸としてスタートした。輝幸会の理事長でもある桑原靖院長は「足の痛みを根本的に解決するには、歩き方の解析と改善が必要。リハビリを行えるスペースを確保出来た事で、治療の充実や再発予防が出来るようになった」と話す。

 患者の4分の3は女性で、子育て世代もいるが、年齢層の中心は40〜50代だ。女性は男性に比べて骨格構造が弱いので、足のアーチ構造が壊れやすい。そのため、女性患者の悩みの第一は、アーチ構造が崩れる事で生じる外反母趾だ。

 桑原院長は外反母趾の手術を年間約250件行っているが、これまで行えなかった術後のリハビリが出来るようになった事で、治療成績が向上したという。

 「見た目を若くしたい、生涯歩き続けたい、というのは人としての当然の欲求。当院のリハビリを通して、しっかり治していこうという患者さんが多い」と桑原院長。

 また、5列のリハビリスペースが早くも飽和状態になっている中、「次に移転するとしたら、リハビリスペースをもっと広くするか、リハビリを中心とした分院を作りたい」と語る。

 患者は都内居住者が多いが、ネット等で調べて北海道から沖縄まで、全国から来るという。

 人の足は9歳頃までに形が決まる。子どもの頃や若いうちは足が多少悪くても大きな問題にはならないが、歳をとるにつれて痛みや変形が生じると、転倒リスクも高まる。

 そのようなリスクを回避するため、桑原院長は「足の健診」や「子どもの足医療」の普及も考えている。


足のクリニック 表参道

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