210 日本橋室町三井タワー ミッドタウンクリニック(東京都中央区)
「スピーディーで快適な健診空間」を作る
“お江戸日本橋”の面影を残す一方で、製薬企業等ライフサイエンスの拠点として発展を続ける東京・日本橋。三井不動産の日本橋再生計画第2ステージのシンボル、日本橋室町三井タワーにも、日本を牽引する企業や世界をリードする様々な業種が入居している。
地下鉄三越前駅に直結している他、複数路線からアクセス出来る好立地の同タワーの7階に、医療法人社団ミッドタウンクリニックは昨年5月、「日本橋室町三井タワー ミッドタウンクリニック」を開院した。
同法人が運営している東京ミッドタウンクリニック(東京・六本木)がコンセプトとして「国際スタンダードの医療安全とホスピタリティ」を掲げたり、日本橋周辺の企業に外国人ビジネスマンが多かったりする事から、医師やスタッフは英語で対応出来、接遇教育を受けた「コンシェルジュ」が案内している。
内科系外来診療、人間ドック・健康診断に加え、会員制のエグゼクティブ医療サービスも提供している。
同クリニックが目指しているのは「スピーディーで快適な健診空間」。その一環として、人間ドック・健診の待合・受診スペースは男女で分かれており、待合室の男性側は黒、女性側は白を基調に落ち着いたシックな内装になっている。
また、IoT(モノのインターネット)の導入により各検査室の混雑状況等を把握、院内で渡すタブレット端末を通じ、効率的に検査室に案内する誘導支援システムを導入、「スムーズな健診」を実現した。タブレット端末は健康や趣味等の雑誌コンテンツも読めるようになっている。
3.0テスラMRI、80 列CT、3Dマンモグラフィ、内視鏡検査設備等、高精度な検査機器を導入、経験豊かなスタッフが対応に当たっている。内科系外来診療部門も併設しているため、人間ドック・健康診断後に、2次検査や治療を目的に受診に来るケースも多いという。
畑啓介院長は「人間ドック・健診というと検査は決まった項目と思われがちだが、医学や科学は進歩するので、がんの早期発見や生活習慣病の予防に役立つ新しいものを取り入れていきたい。同時に、日本橋の街と同様、医療でも伝統的で良いものはしっかり継承していきたい」と話す。
日本橋室町三井タワーミッドタウンクリニック
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