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総合病院土浦協同病院(茨城県土浦市)

総合病院土浦協同病院(茨城県土浦市)
「メディカル・エコタウン」掲げ再出発
152・総合病院土浦協同病院(茨城県土浦市)

 1948年の開院以来、茨城県南部の中核病院として地域医療を担ってきた総合病院土浦協同病院。老朽化の解消と高度先進医療の一層の展開を図るため、約6㎞離れた「おおつ野ニュータウン」に移転新築し、3月にオープンした。完全免震構造の10階建てで、800床の急性期病院だ。近くには看護専門学校や保育所も移転新築した。

周囲を緑に囲まれた新病院のコンセプトは、医療と地域社会が融合した「メディカル・エコタウン」(医療環境経済都市)の創設。これは病院の新築移転事業に携わってきた藤原秀臣名誉院長の造語で、エコにはエコノミー(経済)、エコロジー(環境)、エコー(共鳴)、タウンにはコミュニケーションの意味を込めている。藤原名誉院長は「敷地内に市民も散策できるリハビリパークを造ったり、院内に大型ギャラリーや屋上庭園、ホテルオークラ直営の展望レストランなどを設けたりしているので、市民の交流の場として活用してほしい」と話す。

 患者がゆったりした気持ちになれるよう、ロビーや廊下はスペースを広く取った。小児医療センターでは「ミッフィー」のキャラクターイラストをふんだんに使い、子供たちが安らげる療養環境を整えた。 救急医療や高度先進医療、特殊専門医療も充実が図られた。救急医療では、広域災害も見据えて自衛隊の大型ヘリが離発着できる地上へリポートを設置。集中治療室(39床)はEICU(一般集中治療室)、GICU(術後集中治療室)、CCU(冠疾患集中治療室)、SCU(脳卒中集中治療室)で構成され、専門的な高度集中治療が行われている。

 手術室(18室)は、アンギオ(血管造影)装置とCT(コンピュータ断層撮影装置)を造設したハイブリッド手術室とMRI(磁気共鳴画像装置)手術室が設置され、高度で効率的・迅速な手術を可能にした。アンギオ室8室のうち4室は、同病院が誇る不整脈治療を専門とするハートリズムセンターに充てた。 総合周産期母子医療センター(57床)はNICU(新生児集中治療室)、GCU(継続保育室)、MFICU(母体胎児集中治療管理室)で構成。複雑な出産や極小未熟児にも対応している。また、地域がんセンターでは合併症を伴ったがん患者の治療も適切に行っているのが特徴の一つ。

 藤原名誉院長は「今後は職員の質をもっと上げ、一層良い医療を提供していきたい。メディカルツーリズムにも取り組んでいきたい」と抱負を述べる。

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