集中CONFIDENTIAL「医療周辺の真相×深層」の情報ページ

局地戦が全体像結び始めた「ワクチン」施策再構築㊦

  「日本はワクチン後進国」──何も今さらさかしらに声を上げるつもりはない。もはや国民的常識になりつつある事実である。  例えば、細菌性髄膜炎という病気についても一般の理解は深まってきている。病気について把握した上で予防接種をどうするか判断する保護者が増えた。以前に比べれば、情報量は格段に充実してきている。  「メディアの方々の報道ぶりも.ずいぶん違ってきたと思います」 法で縛らない「英

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2012年2月13日 18:30 | 医療政策・厚生労働省・経済

中医協が10月からの「調剤ポイント」原則禁止を答申

   「調剤ポイント」の付与を4月から原則禁止することに対し、パブリックコメント(以下パブコメ)の公募をしていた厚生労働省は2月8日、集計結果を公表した。 1月10日から31日までの募集期間に寄せられた意見総数は1万3863件。ここ最近のパブコメが0件から100件ほどだったことからすると、異例の件数といえる。原則禁止に対して、反対は1万3008件と9割近くを占め、賛成は855件

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2012年2月10日 18:43 | ウエルシア関東・中医協・厚生労働省・寺島薬局・日本チェーンドラッグストア協会・薬剤師会・グローウェルホールディングス

「薬学教育6年制」は何をもたらすのか㊤

 2006年にスタートした薬学教育6年制。第1期生が今年3月に卒業し、薬剤師国家試験を受ける。大学では「臨床に強い薬剤師」「チーム医療の一翼を担える薬剤師」の養成を目指して、実務を重視した教育を行ってきた。しかし、ドラッグストアなど受け入れ先の認識は低く、大学経営にもマイナスの影響を与えている。そもそも薬学教育6年制の目的とは何だったのか。. 発端は大蔵省の財政困窮への懸念  話は1970年代後半

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2012年2月 1日 09:45 | 医療・厚生労働省・日本チェーンドラッグストア協会・社会・薬剤師会・行政

「仙谷時代」終焉で深度増す医療政策混沌

 影が薄い。厚生労働省が醸し出す最近の印象だ。例えば、医学部新設をめぐる政界・医療界を巻き込んだ正念場。詳細は別稿をご覧いただきたいが、厚労、特に医系技官が積極的にかんだ形跡が見られない。もちろん、医学部新設が文部科学省の所管だから、ではないだろう。  折しも、昨年末から2012年度予算編成に加え、社会保障と税の一体改革や診療・介護報酬同時改定、内閣官房医療イノベーション推進室長交代と、医療政策の

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2012年2月 1日 09:40 | 医療政策・厚生労働省・政治

裏口でのやりくり定着し改定率無意味化

 政治決着で片を付けた。2012年度の診療報酬改定である。医師の技術料など「本体部分」を1.379%引き上げる一方、「薬価」を1.375%引き下げ、ネット(全体)では差し引き0.004%増。0.19%増だった10年度に続き、2回連続となったネットでのプラス改定に、財務省内には「流れができてしまう」との懸念もある。だが、増額を求める民主党の顔を立てただけで、実質はマイナス改定ともいえる。診療報酬改訂

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2012年2月 1日 09:30 | 医療政策・厚生労働省

診療報酬改定をめぐり中医協で「複数科受診」が争点化

   2012年度診療報酬・介護報酬の同時改定に向けて議論している中央社会保険医療協議会(中医協)で、医療界を代表する診療側委員と保険者・被保険者を代表する支払い側委員の間で、複数科受診が争点となってきた。1月27日の中医協総会でも、両者の意見は対立した。   現在、同一医療機関で1日に複数の診療科を受診した場合、二つ目の診療科の初診に限り半額の算定(135

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2012年1月27日 21:04 | 中医協・医療・厚生労働省・病院

寺島薬局 パブリックコメントに「調剤ポイント継続」やらせ意見

   保険調剤の一部負担金にポイントを付与する「調剤ポイントサービス」は、厚生労働省が省令を改正して、4月から原則禁止となる予定だ。この件で厚労省が1月末まで募集しているパブリックコメントを逆手にとり、継続を求める意見を業務として社員に応募させているドラッグストアが現れた。株式公開買い付け(TOB)をめぐるインサイダー・株価操縦の疑念を本誌で再三取り上げている寺島薬局である。社

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2012年1月24日 19:29 | ウエルシア関東・厚生労働省・寺島薬局・日本チェーンドラッグストア協会・薬剤師会・グローウェルホールディングス

これまでとは違う2012年度診療報酬改定の意味

  辛うじてプラスとなった2012年度診療報酬の改定率。全体(ネット)で0.004%(医療費ベースで16億円)のプラスだ。10年ぶりのプラスとなった前回(2010年)の0.19%に続き、2回連続のプラス改定となった。  長年、診療報酬の改定をウォッチしている業界誌記者は「ここまで刻み込んだ改定率は初めて。前評判はマイナス改定だっただけに、わずかといえども、よくプラスにした。小宮

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2012年1月18日 20:43 | 中医協・医療・厚生労働省・病院

局地戦が全体像結び始めた「ワクチン」施策再構築 ㊥

  「予防接種は健康における安全保障」──。2011年12月8日の定例記者会見で本誌の質問に応え、黒岩祐治・神奈川県知事はそう明言した。軍事的な攻撃から国民を守るのが広義の安全保障。これに対し、「予防接種はウイルスの攻撃から国民の安全を守る」ものなのだという。 もう少し黒岩氏の持論を続ける。  「どの攻撃が大変なことになるかでウイルスを選ぶ。選んだら、そのウイルスに対する予防接種はみんな

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2012年1月10日 17:27 | 厚生労働省

社会保障制度への切り込みは次々先送り

 厚生労働省は2011年12月7日、社会保障・税一体改革素案に盛り込む社会保障改革案を、民主党社会保障と税の一体改革調査会(会長・細川律夫前厚労相)に提示した。だが、消費税増税の前提だった社会保障制度への切り込みは、高齢者らの怒りを買うことを恐れる民主党の反対で次々と先送りされた。厚労省内には危機感と無力感が入り交じった空気が漂う。  「2.7兆円の枠はきちんと守れていますから」  民主党の医療・

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2012年1月 4日 09:30 | 医療政策・厚生労働省

瀬戸際に立つLIが穿つ「岩盤」の硬さと脆さ ㊦

 「研究者の政治任用」について、その人物はこう語っていた。 「私よりもっと若くて、研究にどっぷりつかっている人に同じような要請があったとします。私なら『人生を棒に振るかもしれない』ということも十分考えた上で行動するように助言するでしょう。本当に自分を捨てる覚悟でやれるか、です。今のように政治が不安定な状況で政治任用されても、政局次第ではやった.ことが無になる可能性もある。私はそれも覚悟の上でお引き

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2012年1月 4日 09:25 | 医療政策・厚生労働省

瀬戸際に立つLIが穿つ「岩盤」の硬さと脆さ ㊤

 なぎだ。水面はどこまでも穏やかに見える。だが、海底の青さや深さはまだ計り知れない。 民主党政権が2010年6月に閣議決定し、12月に基本方針を打ち出した「新成長戦略」。「6つの戦略分野」として以下を掲げた。①グリーンイノベーションによる環境・エネルギー大国戦略②ライフイノベーション(以下、LI)による健康大国戦略③アジア経済戦略④観光立国・地域活性化戦略⑤科学・技術立国戦略⑥雇用・人材戦略&nb

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2011年12月14日 19:25 | 医療政策・厚生労働省・政治・行政

生活保護「受給者抑制策」が及ぼす受診抑制の懸念

  外来患者に100円の負担増を求める受診時定額負担に代わり、生活保護の受給者抑制によって受診抑制を促す──。こんなストーリーとも読める社会保障制度改革案が厚生労働省から出てきた。   受診時定額負担は、高額療養費の自己限度額の見直しに必要な財源として導入が検討されていたが、医療界をはじめ民主党内からも反発が強かった。12月5日に開かれた厚労省の社会保障改革推進本部(

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2011年12月 5日 21:50 | 医療政策・厚生労働省

TPPでアメリカが狙う日本の医療分野

 与党内でも慎重・反対論が渦巻く中、野田佳彦首相は11月11日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に参加する方針を表明。13日には米ハワイで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議で、TPP交渉への参加方針を伝えた。「例外」をめぐる野田首相の二枚舌 しかし、これに先立つ12日の日米首脳会談での野田首相の発言が波紋を呼んだ。会談後、米側は「すべての品目やサービスを貿易自由化の交渉

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2011年12月 1日 09:45 | 医師会・医療・医療報道・医療政策・厚生労働省・病院

お蔵入り案が1年足らずで再浮上の理由

   「社会保障・税一体改革における介護分野の制度見直しに関する論点について」。 10月31日、厚生労働省が社会保障審議会介護保険部会に示した介護保険改革案は、一定所得以上の人の自己負担割合を1割から2割に引き上げるなど、昨年同部会に提示し、後に民主党から蹴られた案と同じ内容だ。なぜお蔵入りしたものを1年もたたないうちに再び持ち出したのか──。   「介護は

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2011年12月 1日 09:35 | 医療政策・厚生労働省

局地戦が全体像結び始めた「ワクチン」施策再構築 ㊤

 前日までの天気予報を大きく裏切った晴天だった。11月10日午後、東京・六本木から霞が関にかけての路上を約100人が練り歩いた。   「2011すべての希望するこどもたちにワクチンをデモ」。実行委員には▽細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会▽ポリオの会▽千葉県保険医協会▽東京保険医協会▽東京保険医協会サルビア会・就労環境部▽京都府保険医協会▽青森県保険医協会▽「VPDを知って、子

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2011年12月 1日 09:30 | 医療政策・厚生労働省

朝日新聞の「受診時定額負担」社説に医療団体が抗議

  外来患者の窓口負担に100円を上乗せする「受診時定額負担」に関する朝日新聞の社説に対し、東京保険医協会と東京歯科保険医協会が10月19日、同社編集局長宛に抗議文書を提出した。新聞の社説に対する医療界の抗議は珍しいケースといえる。  受診時定額負担は、「高額療養費」の自己限度額の見直しに必要な財源を確保するため、初・再診時の窓口での支払いに100円を上乗せするというもの。 &

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2011年11月25日 14:56 | 医師会・医療・医療報道・厚生労働省・歯科・病院

診療報酬をめぐる攻防に国立大学病院も参戦

  来年度の診療報酬改定をめぐり、関係団体の綱引きが本格化してきた。厚生労働省が11月2日に中央社会保険医療協議会(中医協)に報告した「医療経済実態調査」で、2010年度の医療機関の経営状況や医師の年収が前年度と比べおおむね改善していることが引き金になった。  前回(10年度)の診療報酬改定で10年ぶりにプラス改定になったことが改善につながったとみられるが、日本医師会(日医)は

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2011年11月12日 15:36 | 中医協・医師会・医療・厚生労働省・政治・病院

「調剤ポイント付与」原則禁止招いたドラッグストア業界の無法ぶり

 ドラッグストアチェーンなどが保険調剤の一部負担金にポイントを付与している問題は、厚生労働省が省令を改正することによって、来年4月から原則禁止されることになった。クレジットカードや電子マネーによる支払いで生じるポイントについては、例外として認められる。この問題については、厚労省が保険局医療課長名で自粛通達を出しているが、本省の課長通達を業界が守らないという異常事態が続いていた。 ポイントサービスは

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2011年11月 4日 21:29 | スギ薬局・中医協・厚生労働省・日本チェーンドラッグストア協会・薬剤師会

「プラマイゼロ」も困難な12年度同時改定

 攻防激化。2012年度診療報酬改定を巡る駆け引きの現状だ。12年度は6年に1度訪れる、介護報酬との同時改定の年でもある。東日本大震災の復興に巨費を要する中、「ネットでプラスマイナスゼロに」が本音の厚生労働省。これに対し、社会保障費抑制になりふり構わない財務省は「厚労省シフト」の人事を敷く。本気でマイナス改定に踏み込む意向だ。 0.19%増──。小泉純一郎政権以降抑えられてきた診療報酬は、政権交代

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2011年11月 1日 09:30 | 中医協・医師会・医療・医療政策・厚生労働省・政治

「服薬指導料」2100億円不正請求の疑念

 ヤフーの掲示板に興味深い投稿が載っている。小誌がインサイダーや株価操作の疑惑などを報じてきたウエルシア関東(イオンのドラッグストアグループのグローウェルホールディングスの子会社)のドラッグストア「ウエルシア」の調剤併設店で、処方薬を買った人の体験談である。「実際に体験した節約術題した話を以下に紹介する。  「ウエルシアで病院指定の薬を買うと、保険調剤明細書、領収書、内服薬(用法が書かれ

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2011年11月 1日 09:30 | イオン・ウエルシア関東・医療・医療政策・厚生労働省・日本調剤・日本チェーンドラッグストア協会・薬剤師会・グローウェルホールディングス

偏見と無理解にさらされてきた「慢性疲労症候群」という難病

  患者らの地道な活動によって、「慢性疲労症候群(CFS)」という難病に光が当たり始めた。  CFSは、日常生活を送ることが困難な強い疲労が少なくとも6カ月以上続き、微熱や関節痛、思考力の低下などの症状が伴う病気。原因は不明で、治療法はない。認知度が低いため、患者はうつ病などに誤診されたり、一見健康そうに見えるため詐病扱いされたりしている。また、重症になると寝たきりになったりす

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2011年10月26日 22:13 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治

企業スキャン~第一三共~

◎本社・東京都中央区日本橋本町3‐5‐1◎代表者・庄田隆(代表取締役会長)、中山讓治(代表取締役社長兼CEO)【品質の基準満たさず】厚生労働省は9月12日、北里第一三共製造の今季季節性インフルエンザワクチンが品質を満たさぬ可能性があると発表。第一三共は同日、インフルエンザHAワクチン『北里第一三共』と同シリンジの約240万本について、9月中の出荷遅延を発表。外来性ウイルスの陽性反応があり、混入の可

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2011年10月24日 18:23 | 医薬品メーカー・厚生労働省・第一三共

野田内閣・党人事の「要点」と政策・政局の「焦点」

  「財務主導」「滞貨一掃」──組閣や党役員人事を評する四字熟語。野田佳彦内閣が8月30日、発足した。政権の扇の要は目下のところ、輿石東幹事長。組閣・人事にも輿石氏の意向が反映された。財務省をはじめ霞が関の影もちらつく。 医療政策決定にはどんな影響があるのだろうか。注目すべきは大塚耕平・厚労副大臣と鈴木寛・文部科学副大臣がそれぞれ役職を外れた点である。大塚・鈴木両氏交代の背景 

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2011年10月 1日 22:09 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治

安全と成長置き去りに日赤「血液事業独占」の惨状 ㊦

  日本赤十字社は全血献血で集めた血小板成分を捨てている──この事実はすでに8月号で伝えた。超高齢社会が到来し、日本の人口は今後減少していく。献血者もまた減る。果たして日赤に血液事業を独占させ、膨大な無駄を残しておいていいのか。9月号で指摘した問題点を続けて追及していきたい。 すでに答えは明らかだが、もう少しだけお付き合いいただこう。無駄省けば少子化社会にも適応」 日本で行う血小板成分採

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2011年10月 1日 21:33 | テルモ・医療政策・厚生労働省・日本赤十字社

中長期型支援が促進するポスト3・11地域医療の変容 ②

  医療界の関心は2012年度診療報酬・介護報酬同時改定に向かいつつある。前回、10年改定は10年ぶりのプラス改定。政権交代がもたらした功績の一つだ。それを可能にしたのは、中央社会保険医療協議会(中医協)委員の人事だった。思い切った人事こそ政権が発し得るメッセージの一つだ。 ならば、である。中医協人事にも現在の世相を反映した意図を組み込めないのか。今、最大の政策課題とは言うまでもなく東日

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2011年10月 1日 20:42 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院

年金官僚の本音は「安定財源の確保」のみ

 野田佳彦新政権の誕生に、厚生労働省年金局幹部の間から安堵の声が漏れている。民主党代表選挙で小沢一郎元代表が後ろ盾となりマニフェスト順守を強調した海江田万里前経済産業相が勝っていたら、現行年金制度の「手直し」にとどめ、同党マニフェストの看板政策「全額税による最低保障年金創設」を葬る──そんな思惑が揺らぐ恐れがあったためだ。とはいえ、財源はままならず、手直しの行方は見えない。 6月末に政府がまとめた

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2011年10月 1日 19:33 | 医療政策・厚生労働省・政治

中医協「病院代表委員」の後任候補は異例ずくめ

 厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)の病院代表委員の後任をめぐり、病院団体間で統一候補がまとまらず、2人を推薦するという異例の事態となった。しかも、2人のうち1人は、精神科医療からの初の候補者。地域医療の基本方針となる国の医療計画に7月、新たに精神疾患を加えて「5疾病」とすることが決まったことが、精神科医療団体の強気の姿勢となったようだ。 11の病院団体でつくる日本病院団体協議

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2011年9月23日 22:04 | 中医協・医師会・医療・厚生労働省・病院

新規開業医を「犯罪容疑者」扱いする「新規個別指導」

 新規開業後1年を経過した保険医療機関を対象に実施される「新規個別指導」に対し、保険医や保険歯科医の間で戸惑いと反発が起きている。「指導」というよりも「取り調べ」のような対応から、東京歯科保険医協会は9月16日、関東信越厚生局長あてに改善を求める要請を行った。 2011年度の新規個別指導は、指導計画方針に基いて大幅に変更し、「概ね妥当」「経過観察」「再指定」の3段階の措置を導入。また、請求にかかわ

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2011年9月17日 21:47 | 医療政策・厚生労働省・歯科・病院

中長期型支援が促進するポスト3・11地域医療の変容①

 「東北だけでなく、地域は同じことですけど、国土の平均的な発展を図っていくにはどうしたらいいかということ。その一つが地方分権、地域主権です。本当に地方が自立できる制度にすること」 民主党元代表・小沢一郎氏の言葉。東日本大震災からの復旧・復興の過程で東北地方の姿をどうしていけばいいのか。7月28日、東京・平河町での記者会見で本誌の質問に応えた。岩手県奥州市を地元とする政治家の言葉にもう少し耳を傾けて

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2011年9月12日 14:55 | 医療政策・厚生労働省・政治・行政

しがらみと脛に疵持つ厚労省政務三役

 野田佳彦内閣の厚生労働省の政務三役が決まったが、難問が山積みする厚労行政への手腕は未知数だ。今回は医系議員が起用されなかった。 副大臣から昇格した小宮山洋子厚労相は元NHK解説委員。副大臣時代の担当は子育て支援や雇用政策で、医療に精通しているとは思えない。9月5日の記者会見でタバコ増税について発言したが、閣僚たちから反発されると、翌日には早くもトーンダウンした。 副大臣は牧義夫・衆院議員と辻泰弘

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2011年9月 9日 20:38 | 厚生労働省・政治

批判やまぬ子ども手当「見直し案」の行方

 民主、自民、公明3党は8月4日、子ども手当を廃止し、来年度から自公政権時代の児童手当を復活・拡充することや、所得制限の基準について、保護者の額面年収を960万円程度とする案で合意した。菅直人首相の進退も絡み、見直しの行方は揺れに揺れていただけに厚生労働省もほっと一息ついている。しかし、子ども手当の廃止には政権を握る民主党内に強い批判が渦巻いており、同省にとって「夏休み気分には浸れない」(幹部)状

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2011年9月 7日 15:49 | 厚生労働省・政局・政治

濃霧垂れ込める「動物愛護管理法」改正の帰着点

 〈動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない〉 「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動愛法)の第2条、〈基本原則〉に記されている法文だ。この法律は1973年に議員立法によって制定され、99年に四半世紀以上たって初の改正をした。そ

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2011年9月 5日 20:15 | 医療政策・厚生労働省・政治・行政

医療を侵食する暴力団のシノギ

 生体腎移植手術をめぐる臓器売買事件は、暴力団が医療の世界に入り込んでいる実態を浮き彫りにした。暴力団は医療者にどう近づいていったのか。 移植を受けた開業医の堀内利信容疑者を宇和島徳洲会病院で手術を受けるように勧めたのは、指定暴力団住吉会系組長の坂巻松男容疑者だった。堀内容疑者の場合、養父が経営していた医院と坂巻容疑者の組事務所が同じビルの中にあったため、坂巻容疑者とは約20年前から親交があったと

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2011年9月 1日 09:30 | 事件・医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・社会

「事故調民主党案」にすり寄る日医と厚労省の定見

 帝京大学病院長・森田茂穂氏が2010年12月に逝去して8カ月。追悼シンポジウムが8月13日、東京・星陵会館で開催された。会場は医療者はもちろん、法曹やメディアなど、多彩な顔ぶれで埋め尽くされた。目を引いたのはタイトル。「医療刑事裁判における医学鑑定のあり方を問う~医師を裁くのは鑑定書~」。特に第2部、第3部では医療刑事裁判における医学鑑定や捜査弁護について、専門家の立場から実践的で有益な発表が相

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2011年9月 1日 09:30 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院

安全と成長置き去りに日赤「血液事業独占」の惨状 ㊥

 かつて成分献血が推奨された時代がある。背景には輸血を介した感染症があった。5~6人分を一つにまとめて1人分にする。単純に計算すれば、感染症の危険性も5~6倍になる。それよりも成分献血の方がいい──この発想である。  だが、現実には海外でこうした方法を取っている国はほぼない。 「感染症の予防は検査に頼るのではなく、可能性のある病気はできるだけ不活化。安い血液を使う」  日本で同じ行動が取れないのは

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2011年9月 1日 09:30 | その他・テルモ・医療政策・医薬品メーカー・厚生労働省・日本赤十字社・病院・薬剤師会

厚労省内で「ワンコイン」と呼ばれる「受診時定額負担」への懸念

 社会保障と税の一体改革成案に盛り込まれた受診時定額負担制度の導入について、医療界や政界から批判が噴出している。中央社会保険医療協議会(中医協)では7月の総会で、各委員から否定的な意見が続出した。「一度導入されれば際限のない負担増につながりかねない」などと日本医師会や日本歯科医師会、東京歯科保険医協会などが反対を表明。また、民主党の「適切な医療費を考える議員連盟」の総会でも、「国民皆保険制度の根幹

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2011年8月26日 09:52 | 中医協・医師会・医療・医療政策・厚生労働省・政治・歯科・病院

和解金と復旧・復興で難航する財源論議

 1.1兆円の財源確保に向け、政府が調整に動きだした。B型肝炎訴訟で原告団と和解の基本合意が成立したことで、今後5年間で和解金などの支出が必要となるためだ。腹案として、所得税の臨時増税が検討されている。 しかし、所得税は東日本大震災の復興財源にも想定されているほか、先月30日に一応の決着をみた「社会保障と税の一体改革」は消費税率を10%にアップすることを前提としている。菅直人首相の「退陣政局」が続

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2011年8月12日 14:18 | 厚生労働省・政治

ネット通販規制の大義名分揺るがす「対面販売」の形骸化

 医薬品のネット販売に関し、いろいろな動きが出てきた。 大阪府は4月、改善命令に従わず、対面販売が義務付けられている医療用医薬品や第1類の一般用医薬品をネット販売していたとして、三牧ファミリー薬局を運営する光漢堂を枚方署に告発。大阪府警生活環境課と枚方署は5月、同社と三牧剛太郎代表を薬事法(改善命令)違反の容疑で書類送検した。2009年の改正薬事法施行後、医薬品のネット販売業者が書類送検されたのは

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2011年8月11日 16:53 | ケンコーコム・事件・医療・厚生労働省・政治・日本チェーンドラッグストア協会・社会・経済・薬剤師会

「公務災害」認定で表面化した厚労省の悪習と老朽

  「公務災害申請をさせないということは嫌がらせのレベルを超えた基本的人権の侵害に当たる重大問題」―。厚生労働省医系技官の木村もりよ氏が6月22日、自由報道協会主催の記者会見に樫尾わかな弁護士と共に出席。冒頭のように発言した。厚労省は何をしたのか。厚労官僚実名批判のさきがけ 木村氏といえば、本誌読者には.あらためて説明の必要はあるまい。2009年3月、自著『厚生労働省崩壊』を上梓。現役の厚労官僚で

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2011年8月 1日 09:45 | 厚生労働省・政治

「推進力がた落ち」の政権に幹部が恨み節

 「この政権、もうめちゃくちゃだ。地道に汗をかくのが嫌になりますな」 6月2日、首相官邸であった政府の社会保障改革に関する集中検討会議が終わった後、厚生労働省幹部は周囲に不満をぶちまけた。この日、2月から議論してきた社会保障改革案をまとめた同会議。議長の菅直人首相は会議に先立って、民主党代議士会で突如退陣の意向を示した。 会議では、片山善博総務相が「自治体に財源がいかない。地方軽視だ」と改革案に不

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2011年7月 1日 09:40 | 厚生労働省・政治

震災で厚労省の一体改革案は「みんな夢」

 厚生労働省にとっては苦い再スタートとなった。東日本大震災で中断していた社会保障と税の一体改革に関する政府の集中検討会議(議長・菅直人首相)。先月、議論を再開した。一体改革に乗じ、社会保障の充実をもくろんでいた厚労省だが、事はそう簡単ではない。震災の復興費が16兆25兆円と試算され、議論の流れは「給付費抑制」へと向かっているためだ。 「真に守り、実現すべき社会保障像を骨太に示し、給付の重点化・選択

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2011年6月 3日 09:53 | 厚生労働省・政治

「傍観」「放置」続ける行政が苦闘強いる支援の最前線

 誰もがテレビの前で言葉を失った。3月11日、宮城・岩手・福島の3県を襲った津波と地震の映像。その瞬間、何かが変わった。被災地のどこかに妊婦がいる 宗祥子・東京都助産師会(TMA)専務理事も多くの人々と同じようにテレビ画面に見入っていた。がれきに覆われた被災地の惨状。 「どこかに妊婦がいるはず」 ふと、そんな思いにとらわれた。せめて暖かい環境を提供したい。この思いからすべてが始まった。 TMA代表

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2011年6月 1日 10:00 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・行政

自立・分散・協調のポスト「3・11」体制構築を阻む壁

  「Life goes on」。それでも人生(生活)は続いていく。東日本大震災という文字通り歴史に残る出来事を通過しながら、この国、この社会はいかに生まれ変われるのか。震災以前から続いてきた医学部新設の動きを軸に見ていこう。 本誌がすでに指摘している通り、年来の課題と解決のベクトルに大きな変更はない。震災を踏まえ医療をはじめ社会保障制度を柱に「効率.至上主義」からの脱却を図る。成熟国家として製造

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2011年6月 1日 10:00 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・行政

診療・介護報酬「改定見送り」論議で医療界が大揺れ

 2012年度の診療報酬・介護報酬の同時改定をめぐり、医療界が揺れている。発端は、日本医師会(日医)の執行部が4月24日の代議員会で、同時改定を見送るべきとの考えを表明したこと。東日本大震災の被災地の医療再生を優先させるべきとの理由だ。 これに対して、四病院団体協議会(四病協)は構成団体によって意見が分かれた。日本病院会(日病)、全日本病院協会(全日病)、日本医療法人協会(医法協)、日本精神科病院

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2011年5月30日 15:09 | 中医協・医師会・医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院

被災地支援担う医療現場と禍根もたらす厚労省

 「官僚を使い切れぬ政治家が悪い」「政府が情報統制できていない」―3月11日以後、東日本大震災をめぐってさまざまな声があった。明確なのは、官によらず民が動いた事例が成功を収めたことだ。ネット型が震災対応を主導 言い方を変えれば、インターネットが媒介する地下茎の連鎖がピラミッド型の上意下達構造を圧倒した。ネットは米軍が戦争に備えてつくったシステム。有史以来まれな難局で真価を発揮したともいえる。 「医

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2011年5月 2日 17:21 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・行政

「鴨川モデル」が構築する新たな地域共同体

 花冷えの朝、読点は着実に打たれた。終止符はまだ見えない。 東日本大震災から1カ月後の4月10日朝8時半、千葉県鴨川市の「かんぽの宿鴨川」。玄関付近には大型バスが止まっていた。この日と翌日、亀田総合病院を中心に「オール鴨川」で受け入れた福島県いわき市の介護老人保健施設「小名浜ときわ苑」の入所者122人と職員70人が地元へ帰るのだ。施設の応急修理が終わり、水道も復旧している。鴨川市長も認めた「民の力

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2011年5月 2日 17:02 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・行政

震災対策で広がる社会保障費削減の懸念

 大幅なずれ込みは避けられそうもない。4月に社会保障の将来像、6月に消費税増税などの税制改革案を打ち出す予定の政府の「税と社会保障の一体改革」。東日本大震災の影響で風向きが変わってきた。野党から一本づりされた担当大臣、与謝野馨・経済財政担当相は遅らせまいと必死だが、厚生労働省内には「4月のとりまとめはとても無理」(幹部)とあきらめムードも広がる。 3月26日午後。一体改革を具体化する「集中検討会議

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2011年5月 2日 16:56 | 厚生労働省・政治

不安募る食品放射能検査の実情

 3月11日、マグニチュード9.0という観測史上最大規模の東日本大震災が起こり、東北地方の太平洋岸に大津波が襲来した。10基の原子炉が稼働する〝原発銀座.福島県の浜通り地方にある東京電力福島第一原子力発電所も、15㍍近い波に襲われた。建設時から危惧されていた放射能漏れという最悪のシナリオが現実となる。 原発事故によって食の安全が大きく脅かされていることを国民の多くが実感したのは、「福島県内の原乳と

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2011年5月 2日 11:32 | 医療政策・厚生労働省・政治・行政

大震災が示した病院のコミュニティー機能

 戦後の日本が経験した最大の災害となった東北地方太平洋沖地震は大きなつめ跡を東北地方に残した。 その中で、医療関係者の獅子奮迅の活躍ぶりは多くの被災者を救い、日本人に勇気を与えた。医療機関が持つ地域社会における役割の広さ、存在の大きさ、そこで働く人々の高い使命感をあらためて示したといってよいだろう。. 今回の大震災の特徴は、地震の揺れによる家屋倒壊を上回る規模で、大津波が被害を引き起こしたことだ。

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2011年4月 1日 10:00 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・行政

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