診療報酬改定率は「改善にほど遠い」と東京歯科保険医協会
0.004%のプラス改定率となった2012年度診療報酬。1.379%のプラスとなる本体部分の内訳は、医科1.55%(医療費ベースで4700億円)、歯科1.70%(500億円)、調剤0.46%(300億円)。比率にすると、1:1.1:0.3。薬価はマイナス1.375%となった。
これに対し、三師会は昨年12月、それぞれ見解を表明した。日本医師会(日医)と日本歯科医師会(日歯)は「感謝」と「評価」を示す一方、日本薬剤師会(日薬)は「受け入れざるを得ない」とした。
改定率に対して批判的な見解も出てきた。東京歯科保険医協会は1月12日、「医院経営の窮状改善にはほど遠い改定率」との南條芳久・政策委員長の談話を発表した。
医療経済実態調査で一医院の1カ月の収支差額が100万円を切ったこと、同会の調査でも最頻値が65万円程度であることを提示。それを踏まえ、「長期にわたる低診療報酬政策のもとで、歯科は健康保険制度だけでは採算の取れない状況に置かれてきた。このため、協会では従来から10%以上の引き上げを要求してきた」と主張。
また、前回改定率2.09%に対して「実際は1.4%にとどまった」とし、次期改定にも「中医協の方向性は影響率の低い項目の改定が主で、すべてを実施したとしても1.70%引き上げには到底見合わない」と批判。そして、「長い間、引き上げられていない処置などの項目を引き上げるなど、診療現場の望む改定内容となるよう改めて要求する」としている。
2012年1月21日 19:25 | 中医協・医師会・医療・歯科


